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また、花によっては「咲いていく過程」も楽しんでいただきたいため、つぼみの状態のものを混ぜてお届けする場合もあります。当店では、市場の仲介人の方と良い関係を保ち、独自のルートで花を入荷しているため、アロマ(香りの素晴らしいバラ)、新潟雪美人(国内産最高峰のカサブランカ)、イエローセンセーション(バラ)など、珍しい花も多種取り揃えております。
水上げ作業をしっかり行っているので、生産者が自分の子供のように大切に育てた花を、そのままの状態でお客様にお届けします。冷たい水で水折(水の中で茎を切る作業)をし、素手で直接花の状態を感じながら茎を折る。こうした作業を常に怠らないことにより、最高の状態でお客様にお届けすることが出来るのです。
ラッピングやリボンは、お花に合わせたものを選んでいます。アレンジメントを入れるカゴは、使用後に鉢カバーとして使えるよう、かわいいものを厳選しています。また、切花には延命剤を、鉢物には肥料をおつけします。どちらもお客様から、花が長持ちすると好評をいただいているものです。
初めは「ふらっと、なんとなく」の気分で訪れたアメリカはサンフランシスコの地で、結局トータル3〜4年の修行時代を送りました。アメリカ人の厳しいオーナーにこき使われ、慣れない英語と格闘しながらパーティーやオブジェの花を作る日々の中で、地元や諸外国から集まってきていた同僚たちとデザインを競い合いました。剣山の代わりにオアシス(緑の水を含んだスポンジ)を使い、同僚たちにいけばなを伝授したりもしました。「花を活かす」いけばなの良さは、アメリカで改めて強く認識することが出来たと思います。
朝、ボスと市場へ行き、アレンジメントを作り、お客様の元へお届けするのですが、老若男女問わず皆一様に満面の笑みを浮かべてボケイ(花束)の香りをかいでくださいました。配達した私が嬉しくなるほどに喜んでくださるのです。そんなお客様の笑顔は私にとって、厳しい修行の中での喜びのひと時でもありました。
また、アメリカ人は水差しやピッチャー、ワインクーラーや大きめのカップなど、身近なものを何でも花瓶にしてしまいます。固定概念にとらわれず、自由に花を楽しむ彼らを見てきたことや、アメリカでの修行中に経験したことは、現在WISE GARDENを営む私の大きなヒントとなっています。
白井靖幸(昭和35年12月12日生まれ、B型)
高校時代、ラグビー部の部費を稼ぐため、OBの植木屋で強制的にアルバイトをさせられたのが私と花(植物)との出会いでした。大学時代には、婚礼、パーティー、法事など、宴会場専門の花屋で4年間アルバイトをしました。この頃から本格的に花に関心を持ち始め、いけばな「草月流」やフラワーアレンジメントを学びました。卒業後、テレビ局のセットの花に携わり、その後、大学時代にアルバイトをしていた花屋でパーティー会場用の大きなアレンジメントなどを学び、1986年、単身アメリカのサンフランシスコへ渡りました。2000年、フラワーアレンジメントを長年している妻とWISE GARDENをオープンしました。